元・天津駐在員が送る中国エッセイ
***************語学の習得には、その国の歴史、思想、習慣などの知識が必要です。 中国は、私たち日本の隣国であり、世界の大国でもあります。これからいやでもうまくつきあっていく必要があります。一緒に中国の事を勉強しましょう。***************
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Author:shinoper
私たちには理解できない中国人の行動や考え方には、何かの理由があると思います。
それが、歴史の中にあるのか?
社会環境にあるのか?
お互いによい関係を気づくために、理解しあえるようなブログにできたら良いなと思います。



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緑坝-花季护航(Green Dam - young escort;Green dam - colored season escort)--世界の流れに逆らう中国
2008年1月産業部がネットフィルターソフトを公募。

2008年5月工業和息化部の公募の結果、郑州金惠の「金惠堵截黄色図像及不良信息専家系統」と北京大正の「花季護航上网管理軟件」が統合され緑坝-花季護航となる。工信部は、4170万元人民元でそのソフトを買い取り、ネット上で無料配布を行う。使用期間:2010年5月20日。

2009年5月19日工業和息化部<コンピュータにグリーンネットフィルターソフトを実装する関する通知>を発布。2009年7月1日以後、中国国内で生産販売するコンピュータのハードディスク、CDにインストールするように要求。


この事件、単に政府のネット規制と受け取る人がほとんどではなかろうか。
私には、李鴻章が行った「洋務運動」への清朝政府の反応とダブって見える。

世界の先進国が工業化を推し進め、その軍事力を強化していたとき、中国では、それに反対する政府要人が多数いたようである。李鴻章洋務運動は、清朝政府が進めたものではなく、彼自身が個人的に進めたものであった。

我々が日清戦争と呼んでいる戦争も、中国側の軍隊は純粋な清朝政府の軍隊ではなく、李鴻章が個人的に組織していた軍隊であったと中国の本で読んだ事がある。日本は、中国に勝ったと喜んだのであろうが、それが私兵に近い組織であったと考えると中国の恐ろしさを感じる。しかし、中国はその軍隊をも個人が食い物にし、李鴻章の死後、軍閥として分裂していく。

私から見ると大変中国に献身的であった李鴻章は、中国では、国賊扱いだと中国人の友達に聞いた。なぜなら日清戦争後の<下関条約>で、遼東半島・台湾・澎湖諸島を日本に譲渡したからである。

これでは誰も国の為に働かないだろうなと思う。国の為に私兵で戦い、負けたら自分で交渉をさせられる。さらに、李鴻章は<下関条約>の際、日本人に鉄砲で撃たれている。そして帰国後、国賊扱いで謹慎処分となっている。

中国の理不尽さは、中国政府の問題ではなく、中華民族全体の問題なのではなかろうか。

今、世界は、ネットという新しいインフラにより、変貌しようとしている。当然今までにない新しい問題も起こっているが、どんどんとさらに新しい技術で乗り越えている。問題を隠してしまうのではなく、オープンにしてそれをよい方向にもって行くことにより、新しい世界が少しづつ見えだしている。

中国が100年前の過ちを繰り返さない事を願うばかりである。


中国語で日清戦争は、「甲午戦争」、下関条約は、「馬関条約」という。






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テーマ:中国 - ジャンル:海外情報


日本の近代化は、明治維新から始まったのか?
ほとんどの日本人、そして多くの中国人が、日本の近代化は明治維新から始まったと思っているのではないだろか。

中国の近代化は、1864年に曽国藩・李鴻章が太平天国の乱を鎮圧する少し前頃、洋務運動として始まります。
日本では、一般的に明治維新(明治改元1868年10月)頃と考えられていますが、そうすると近代化を早くはじめた中国よりも日本の方が早く近代化が成し遂げられた事になります。

このように考えると日本が大変優秀であったように思えます。そして、この事が中国人に劣等感をいだかせ、日本人に優越感をいだかせるのです。

私は、日本はもっと前の江戸時代からすでに近代化は始まっていたのではないかと考えております。考えているというより、そう考えた方が歴史的事実に辻褄が合ってくるのです。

横井小楠「国是三論」という文章をご存じでしょうか。横井小楠(1809-1869)は、熊本藩士ですが、熊本藩ではあまり待遇がよくなかったようで、松平春嶽の政治顧問として福井藩にまねかれ「国是三論」を書いています。


まず世界の形勢のうちで、航海が盛大となり、それよりして海軍が専要になってきた事から説明しよう。本邦の事はしばしおくとして、五大州の内アジアの中の中国は東面を海に臨んだ巨邦である。文物は早くから開け、稲、麦、稗をはじめとして人類の生活に何不足するものはない。その他知巧・技芸・百貨・玩好に及ぶまですべて内地で生み出され足らないものはないほど豊饒の国である。それ故、上朝廷より下庶民に至るまで誇大驕傲の風習が生まれ、来航した海外諸国には貿易は許可するが、中国自身で海外へ出向き事物を求めようとする積極性はない。これが中国の兵力を衰弱させ、世界各国から凌辱されるゆえんである。

ヨーロッパは中国と違い、その領土は当面のみアジアの地に接し、他の三面は海に面している。地球の西北に位置し、アジアに比べれば最も小さな領域であり、事物には欠けるものがあって他に求めなければならない。それ故、ヨーロッパ州内の諸国が各々航海を主としなければならないのは自然の勢いである。百般の貿易はもちろん、時としては、軍艦の威力をもって互いに掠略刧奪し領土属地を開拓するのを努めとしている。

ポルトガルがアフリカの南端喜望峰を周ってインド洋へ航海し、イスパニアのコロンブスが北アメリカの東辺に行き着き、アメリゴ=ヴェスプッチが南アメリカを発見した事等をはじめとして、競って航海遠略を求めている状況である。

なかでもイギリスはヨーロッパ州の西辺に属する孤島で海に囲まれた国であるから、最大限に航海に努め植民地を広めてもっぱら富強を国策としている。わが国の文禄年間オランダがはじめてインドに通商して大利を得てから、そえを羨んだイギリスがついで侵入し、その他フランス・アメリカ・ルソン・ポルトガル等もまた相継いで商館を設け販売を行った。

インドはアジア南部の広大な地域で、東・西・南・北・中の五つに分かれている。土地はよく肥え、物産は豊饒で各国にまさっている。それ故イギリスは遂に多数の軍艦を率いて侵略し、数戦の後その王を放逐し国土を奪い、現在では南・東・中の三部は既に英国の属地となり、西・北の二部のみ各々自立の国王が存在するばかりだ。西洋人はかつてインドの豊饒な産物が万国に冠絶するのをみて「世界の中の宝物蔵」と称したが、イギリス一国がその利を専有した。それゆえ英国は本国以上にインドを重視し、駐屯兵備を最も厳重にしている。英国は世界の強国でヨーロッパ・アジア・アメリカ・アフリカ・オーストラリアの諸州で併呑した植民地が三十五あり、世界の人口の五分の一を有し強大無比とするのも、その基礎は印度の富庫を掌握することでその勢力を伸長させることができたのである。

すべて西洋諸国は古より今に至るまで大小の戦乱やむ時なく、なかでも文化年間におけるフランスのナポレオン・ボナパルトの乱を古今未曾有と称し、ヨーロッパ諸州の陸軍の制はこの時以降一変した。しかし近年ロシアとトルコ・イギリス・フランスとのクリミア戦争はそれ以上の戦乱であったという。

そもそもロシアの領土は東アジアより西ヨーロッパにわたり、東西南北四百五十万里の領域でその強勢は諸州に冠たるものである。しかしその地勢は、北は氷海面し、南は黒海・トルコに至り、東はアジアの藩属国接し、西はヨーロッパの諸州に連なり、ほぼ東西に長く南北に狭い。このように広大で、黒海のオデッサ・白海のアルハンゲリスク・バルト海のタリン・リガの諸港と、東北偶にカムチャッカがあるが、ともに海運には便ならず遠略を計画するのに不利な場所である。それ故裏海に沿って陸路から西北の西インドを侵略し、遂に東・南・中のインド三地域を奪って英国の富庫インド植民地の一片をそぎ、インド洋に向かって大いに海路を開き雄図を世界にほしいままにしようとし、コーカサスの大山脈を隔てて英国とアフガニスタンを争い、戦乱は数年続いている。ロシアがもし勝利すれば英国は必ず衰亡する事が目に見えており、英国も全力を尽くしてロシアと対峙する。これが英・魯が仇讎たる原因である。

近年、ロシアはまだトルコに侵入し地中海から大西洋に至る航路を開こうとしたが、英・仏がトルコを助けてロシアと対戦し、黒海および地中海で開戦した。紀元前以来海戦の大規模なものはこのクリミア戦争以上のものはなく、海軍の制は一変し、英国は新規にカノン砲装備の軍艦を建造しロシアのセヴァストポール要塞を攻撃しその鋭気を砕いた。戦いは数年にわたり、戦闘の死傷者は数十万人。和約成立し、魯国軍艦が地中海を航海しないことを約して相互に停戦した。しかし大志をくじかれたのに激したロシアは、なおスパイをインドにはなって各地域の国王を慫慂し戦乱を引き起こさせ、その混乱に乗じて英国の植民地を略取しようと策謀した。さらに満州と条約を結び黒竜江の地を租借し、ウラジヲストックを開き、日本海に向かって大いに航路を通じ、宿志を朝鮮海より南大洋に遂げようとしている。すでに議は決して黒竜江から首都ペテスブルグ迄七千余里にわたる鉄道を設置しおわったという。


「国是三論」の一部です。いかがでしょう。すでに19世紀中頃には、これだけ世界の情勢に精通している人がいたのです。どれだけの欧米の本が翻訳されていたのでしょう。







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井上理著「任天堂-
現在日本では、インターネット革命とでもいいたくなるような変化が起こっているようです。

ロングテール現象は、米『Wired』誌編集長であるクリス・アンダーソン (Chris Anderson) によって提唱されました。当初は、アマゾン等のビジネスモデルを説明する理論でありましたが、現在、社会現象になりつつあるようです。

ネットの普及率

2008年末、日本のパソコン普及率は2008年末に85.9%に達した。インターネット普及率は、携帯が加わるので、2007年に91.3%に達しております。ネットのインフラは、ほぼ完成しているようです。

任天堂が、発売した「うごメモ」、そして私が今書いているブログ。これまで、一方的に情報を受ける側であった民衆が、インターネットを使って情報を発信する側に立つことができるようになっきてます。そして、それがこれまでのメディア以上の威力を発揮しだしているようです。

この本のタイトルにもなっていますが、「驚き」を消費者に感じさせるという事がビジネス成功の大きな要件になっているのは、皆さんもうすうす感じられていると思います。日本においては、ほとんどの人が必要最低限のものは所有しており、買い換え需要以外での購買というのは、起こりにくくなっています。買いたいというものがほとんどありません。

WiiやDSiは、経済成長期に日本企業が生み出した「ウオークマン」「カラオケ」等新鮮な需要を生み出した当時の事を思い起こさせます。









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マスクに見る日本人
5月16日テレビでの報道は、新型インフルエンザ一色に変わる。

休みが終わり18日に通勤が始まると大阪の地下鉄の電車内でのマスク姿が一気に跳ね上がった。そしてどこに行ってもマスクは売り切れ状態で、手に入れる事ができなくなる。残念ながら、マスクを手に入れる事ができなかった私は、多くの人がマスクをしている、ちょっと不思議な感覚の車内で、少し肩身が狭い想いをしなければならなかった。

そんな中、欧米では、マスクを余りしてないとの報道もあった。

新型インフルエンザがこれだけ世界に蔓延しているにもかかわらず、なぜ欧米ではマスク姿の人がいないのか。新型インフルエンザに詳しい元小樽市保健所長の外岡立人さんは「インフルエンザ予防のため、マスクをするのは日本とアジアの一部の国で定着している衛生習慣」と指摘する。

 その理由として、外岡さんは「欧米では、自分への感染がマスクで防げるかどうかについてはっきりとした効果があるとされておらず、マスクは病原体を持っている人が第三者にうつさないために使用されている」と説明。欧米では、手にウイルスがつくことが考えられるため手洗いをしたり、人込みに入らないようにしたりする教育が徹底的に行われている。


今回、マスク購入の為に少し調べてみると「N95」という規格があることに気付いた。
米国 NIOSH(National Institute of Occupational Safety and Health)が定めた基準の中で最も低いものだそうである。最初の「N」は、耐油性が無い(Not resistant to oil)ことを表しており、耐油性があるものは、医療用以外の用途であるようである。数字「95」は、試験粒子を95%以上捕集できることを表している。
その他にも、N99、N100という製品がある。

日本では、産業用の使い捨て式防じんマスクで、国家検定が行われているそうで「DS2」というクラスのものが「N95」と理論上は同様の効果があるそうである。

しかし、私が大阪で目にするマスクは、限りなく0%に近く「N95」ではない。なぜ分かるかというと、「N95」の表示がはいっているマスクは、形状が大変異様であるからすぐに判断できる。

今回の新型インフルエンザは、早くから弱毒性である事が報道されていたので、私もそんなにインフルエンザに対する恐怖心はなかった。しかし、毒性の強い鳥インフルエンザが流行したら、と思うとゾッとする。今回の新型インフルエンザの流行は、実際にインフルエンザの流行が起こるとどのような問題が発生するのか検証する良い経験になったのではないだろうか。

報道では、マスクの有効性が議論されているが、果たして我々日本人がマスクをする理由は、感染を防止するとう理由だけだったのであろうか。

今回の大阪の状況を感覚的に考えると、マスクをしている人は、企業に属するひとが多かったのではないかと思えた。私自身、自分自身の感染防止という理由だけだったら、なかなか手に入らないマスクを探す事はしなかったような気もする。私にマスクをさせたもう一つの強い理由は、会社や社会に迷惑をかけたくないという心理ではなかったか。

もし自分が感染したかもしれないという疑いが出た場合、当然それまで通っていた会社の皆さんにも疑いの目が向けられるであろうし、全員が出勤停止などといいう事態に陥るかもしれない。私の住んでいるマンションは、大型の施設であるので、もしそのマンションで消毒しなければならないなんていう事態になったらと思うと、背筋が寒くなる。

マスクをしていた人達に、共通するのは、こういった心理ではないだろうか。

中国人の社会を見ていると、こういった心理状態にはおちいらないように感じる。中国人がそういった心理状態にならないというのではなく、中国の社会がそういった心理状態をつくらない構造になっていると見る方が正確ではないだろうか。中国人がそういった責任感や義務感を感じるのは、家族や友達に対してであろう。

石井良介氏の書かれた「江戸の刑罰」という著書の巻末に犯罪と刑罰の対照がある。

鋸挽    主殺
磔     古主殺、親殺、師匠殺、主人傷つけ、関所をよけて山越えした者など
獄門    追剥、主人の妻と密通した男、毒薬売、贋秤・枡の製造をした者など
火罪    火付
死罪    十両以上の盗み、他人の妻との密通など

以下省略


江戸時代いかに組織のトップが大切にされていたのかがわかる。我々日本人にとって、自分の属する組織、そのトップを守るという事は、最優先事項なのであり、それが形式で個人的には無意味であると考えていたとしても従わなければいけないという暗黙の了解が存在するのではなかろうか。

その意識は、日本社会をよい方向に導いているように個人的には、感じているので嫌いではないのであるが、時として部外者に対する排他的攻撃になる事があるように感じるのが残念である。






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